野球との別れ(子供たちへの打診②)

私の仕事の都合で、現在の地を離れタイのバンコクで仕事をすることになりました。

その関係で、今まで子供達が続けていた野球をやめるという決断をしました。

野球との別れにおいては様々なドラマがありましたが、まずは子供達へ打診するとこから話は始まります。

今回は前回の記事の続きから記事を書いていきたいと思います。

子供達への打診

テーブルについた子供達に、ゆっくりと用件を伝えます。

私自身も深呼吸をして、落ち着いて子供達に話すことを心がけました。

家族会議の始まり

「お父さんの仕事の関係で、今まで住んでいたこの場所を離れることになりました。」

私は子供達の目を見て、ゆっくりと話を始めました。

急に何を言っているのわからない様子で、質問を投げかけます。

「え!もう今の住まいには居られないってこと?」

「うん、遠い場所へ引っ越すことになります。」

「車で行けるの?転校しちゃっても今の友達と会えるんだよね?」

「残念ながら車では行けないんだ。タイっていう、飛行機で行く国に住むことになります。」

「・・・・・。」

子供達は、驚きのあまり言葉が出ないような様子でした。

今後どうなっていくかを説明

少し時間をおいて、長男から私への質問が飛びます。

「お父さんだけで行くっていう事はないの?前回は1人で外国に行っていたでしょ?」

「確かに前回は1人で行っていたけど、今回は違うんだ。

 前回は帰ってくるまでの期間が決まっていたけど、今回はいつ帰って来れるかわからないんだ。

 だから、お母さんとも相談して、家族で外国へ行こうと思っている。」

ここからは、質問に答えるというよりも説得に近かったかもしれません。

今後のことで伝えたこと

子供達へ伝えた要点としては下記の通りです。

  • 家族みんなで外国に旅立つことを考えている
  • 外国に旅立ったら、本帰国までがいつになるかわからない
  • 海外の暮らしが落ち着いたら、年に一回くらいは帰って来れる
  • 今日話した時点では、最終的にまだどうなるかわからない

箇条書きにすればこの程度ですが、子供達の中では整理がつきません。

この時点では、海外駐在が確定したというわけではなかったことから、まだ最終的にはどうなるかわからないとう形で説明をしました。

1時間以上は話し合いをしていたと思います。

最終的には、長男はもう受け入れるしかないというような感じで、次男にいたってはシクシクと泣き出してしまうような状態でした。

このような大きな話を、小中学生が簡単に受け入れられるはずがありません。

旅立ちまでまだしばらくありましたので、これから時間をかけて受け入れてもらうしかないとその日は考えていたのを覚えています。

その後は野球関係の皆さんへ説明を

家族への説明が終わった後は、次は野球関係の皆さんへ説明をしなければなりません。

長年通ったグラウンドへのもう行かなくなってしまうのかと思うと、本当に寂しくなる気持ちでいっぱいでした。

この辺りの話は、また別の機会にお話しします。