企業経営理論受験(令和四年度)
中小企業診断士の勉強開始から三か月前、8月6、7日に試験がありました。
令和四年度ととしては「企業経営理論」と「経営情報システム」の科目合格を目指して勉強を続けており、2科目のみ受験したという形になります。
今回は「企業経営理論」の試験結果と、その振り返りを記事としたいと思います。
あと一問が遠かった・・・
今回の企業経営理論の結果は「不合格」という結果でした。
採点確認では、あと一問が正解できずに科目合格を逃すという惜しい不合格となりました。
PESTフレームワークに泣く
試験の最後に見直しを行った際、何を勘違いしたか、PESTフレームワークのEを「Environmentだ!」と思いこんでしまい、正解だったマークシートを変えてしまうという凡ミスをしてしまいました。
結果的にはこの一問の差で不合格になるという悲劇となります。
所感は「難化」
今年度の問題に関する所感は、「難化」したと私は考えています。
試験前には四年分の過去問を解いていますが、過去問と比べても令和四年度は難しかったです。
理由としてはこれまで出題されたことのない問題や、初めて聞いた言葉に関する問題が複数出題されていたこと挙げられます。
一般常識として知っておきなさいということかもしれませんが、絶対的な勉強量が足りませんでした。
企業経営理論の勉強の振り返り
結果として今年度は不合格となったものの、企業経営理論の勉強自体は有益になったと感じています。
その中で実感した点を以下にまとめます。
なぜ不正解かをわかるようにする
約三ヶ月学習を続けてわかりましたが、一次試験は問題演習を中心に勉強をするのがよさそうです。
不合格ではありましたが、学習時間が足りなかっただけで試験勉強のアプローチは誤っていないと考えています。
特に以下の問題集は秀逸で、解答が非常に分かりやすいです。
- 過去問完全マスター 同友館
この問題集を勉強の中心に据えて学習を続ければ、正解の6割程度は取れるようになると思います。
また間違えてしまった問題については、
- 正しい正解である理由
- 選んだ選択肢がなぜ誤りなのか
を理解するようにしていくことで学習効率もあがります。
通常、四つか五つ選択肢がありますが、そこから概ね二択には持っていけます。
そこからの解答選択の理由が明確でないと不正解となってしまうことが多いため、なぜ正解か、もしくはなぜ不正解かは理解する必要があります。
更には、同じような問題に対して、ある年は適切である回答を、別の年では適切でない回答を選ばせるということがありますので、どちらの問われ方でも対応できるようにする必要があります。
読むべきだった書籍
企業経営理論を学習する中で読んでおけば良かったという書籍があります。
それが以下の二冊です。
- イノベーションのジレンマ
- リーンスタートアップ
イノベーションのジレンマ
「イノベーションのジレンマ」については、令和四年度の試験で出題されました。
読まなくても問題は解けるんじゃない? という人もいるかと思いますが、診断士試験にて出題される程重要な書籍であると捉えで、読むべきだったと感じている一冊です。
リーンスタートアップ
リーンスタートアップも過去問を解いていくと問われることがあります。
「ピボット」という言葉がキーワードである印象で、問題自体は解けるようになりました。
しかし、根底からリーンスタートアップを理解すれば、診断士試験にも役に立ちますし、経営学の理解も深まると考えており、読んでおけば良かったと思っている一冊です。
というわけで、試験後以降はイノベーションのジレンマから読書を始めることにしています。
また来年に向けて
今年は不合格でしたが、合格圏内までは理解力を高めることができました。
来年の試験に向け、当面は他の科目に学習時間をあてようと思っていますが、上述の通り、経営学に関わる読書は続けていく予定です。