統計分析の方法
中小企業診断士一次試験の「経営情報システム」にて出題される論点中、理解が不十分だった箇所について、理解促進のために記事にしていくこととしたい。
今回は「統計分析の方法」を取り扱う。
統計分析の方法
中小企業診断士の問題として出題された特徴を中心にまとめていきたい。ここでは具体的な統計の方法は言及せずに、試験対策として覚えるべきな内容に特化してまとめていく。
- t検定
- 2つの変数の間の相関係数を計算して、計算された相関係数が0((無相関)ではないかどうか、つまり相関係数が0であるという帰無仮説を棄却できるかを検定する。
- 少数の標本しか得られない場合であっても、2つの母集団がともに正規分布をして分散が等しい場合には、t検定が利用できる。
- 参考URL:
- z検定
- 2つの母集団の母分散が吉である場合、母集団を標準正規分布を用いた検定(z検定)を行うことができる。
- 母分散が未知であっても、十分に大きな数の標本を採取できる場合は、標本平均は正規分布に従うと考えて、標本の普遍分散を母分散の代わりに使用することで、z検定を行うことができる。
- F検定
- F検定は、t検定の条件である、2つの母集団の分散が等しいことを検定する際に用いられる。
- 一元配置の分散分析において、群ごとに差が見られるかどうか、つまり、各群の平均が等しいという帰無仮説を棄却できるかどうかを検定する。
- 3つ以上の母集団の平均差を検証する方法。
- カイ二乗検定
- (クロス集計表において)、変数(分類基準)間に関連性があるかどうか、つまり変数間は独立であるという帰無仮説を棄却できるかどうかを検定する。
正直なところ統計解析独特の言葉が多く、簡単な統計学の本を読まないと理解できないと感じた。
しかし、例年出題される領域のようであるので、出題の度に理解度を深めていきたいと思う。
主な参考資料
記事作成にあたり、参考にさせて頂いている資料は以下の通り。
- 2022年版 ニュー・クイックマスター 6経営情報システム
- 中小企業診断士試験クイック合格研究チーム
- 2022年版 過去問完全マスター 6経営情報システム
- 過去問完全マスター製作委員会
基本は上記の解説を参考にまとめているが、必要に応じWeb検索や別書籍を参照することもある。