文字コード
中小企業診断士一次試験の「経営情報システム」にて出題される論点中、理解が不十分だった箇所について、理解促進のために記事にしていくこととしたい。
今回は「文字コード」を取り扱う。
文字コード
文字コードとは、文字や記号をコンピュータ上でデータとして扱うために、1文字ずつ固有の識別番号を与えて区別できるようにした符号のことである。
業務上よく聞くのはUTF-8だが、他にも色々あるので整理していきたい。わかりやすい解説のついたページも合わせて紹介しておく。
- ASCIIコード
- アルファベット、数字、特殊文字で構成される文字コード。最も基本的な文字コードとして世界的に普及している。
- 漢字は含まれない
- ASCII 【American Standard Code for Information Interchange】 アスキー – IT用語辞典 –
- JISコード
- ISO2022(ISO/IEC 2022)の仕組みに則って定義された日本語の文字コードの1つ。
- ひらがな、カタカナ、漢字や全角記号などが記述できる。
- 半角カタカナは使用できない。
- Shift-JISコード
- JIS規格として標準化された日本語を含むさまざまな文字を収録した文字コードの1つ。
- Shift_JIS – Wikipedia –
- 注意すべき誤回答
- EUCが拡張されてできた文字コードではない。
- Unicode
- 文字コードの国際的な業界標準の1つ。
- 有名なものにUTF-8があり、4バイトの文字コードで、世界の主要な言語で使われるほとんどの文字を表現できる。
- UTF-8コード表(1) – 聖愛高等学校 –
- EUC
- Extended Unix Codeの略で、UNIX OSのために開発された文字コード。
- その後拡張され、日本語も使えたり、UNIX以外の環境でも用いられるようになった。
主な参考資料
記事作成にあたり、参考にさせて頂いている資料は以下の通り。
- 2022年版 ニュー・クイックマスター 6経営情報システム
- 中小企業診断士試験クイック合格研究チーム
- 2022年版 過去問完全マスター 6経営情報システム
- 過去問完全マスター製作委員会
基本は上記の解説を参考にまとめているが、必要に応じWeb検索や別書籍を参照することもある。