DX戦略立案書
デビット・ロジャース著、「DX デジタルトランスフォーメーション戦略立案書」(以降、本書とする)を読了した。
私は社内ITシステムを管理している人間で、デジタル時代を生き抜くため、よりDXを理解したいという思いが強く、本書を読み進めることとした。今回の記事はその紹介となる。
概要紹介
本書で鍵となるキーワードは、CC-DIVというワードである。
- C:Customers 顧客
C:Competition 競争
D:Data データ
I :Innovation 革新
V:Value 価値
CC-DIVとは、上記5つの頭文字をとったワードで、デジタル時代の到来にあたり、アナログ時代と何が変化をしていったのかを、この5つの視点から紐解いていくことをしている。
以下が、複数回に渡り私がまとめた記事となる。CC-DIVに関する本書からの学びをまとめたものだ。
上記の中で、顧客行動の変化、データに関する価値変化は特に興味深かったように思う。
所感
本書はアナログ時代からデジタル時代への変化を、CC-DIVフレームワークを用いて紐解いた良書である。
私はこれまで技術者や業界者目線でDXを捉えた本や記事などに目を通すことが多かったが、本書の著者は経営学が専門であり、デジタルに関する難解な専門用語や仕組みを語るような内容はほぼ無い。
ビジネスの視点でデジタルを紐解くということはこういうことなのかと、新たな学びを得ることができた一冊だった。
デジタル業界以外の方や学生が読むとイメージが湧きにくい部分もあるかもしれないが、デジタル業界に興味のある方は、是非手にとってほしい一冊だ。