少年野球最後の1年間を振り返る

長男が参加予定の少年野球大会が全て終わりました。

急激な外部環境の変化と戦いながらも、可能な限り野球を続けるというのが、長男最後の1年間のテーマだったようにも思えます。

まずは長男が無事に1年をやりきることができたことを評価してあげたいと思います。

1年間を振り返って

ここからは1年間を振り返って、私が感じた所感を総括的にまとめていきたいと思います。

ケガなく病気なく全試合出場

まずは「ケガなく病気なく全試合出場することができた。」これに尽きると考えています。

2021年3月の活動再開を機に練習が始まり、4月以降、週末の土・日曜日のどちらかは練習試合か大会に参加するという形でした。

そうした状況でもケガや病気をすることなく、1年間をやり通すことができたのは素晴らしかったです。

試合後には必ず、肩・肘のアイシングからの温浴をするという交代浴とストレッチを欠かさないできました。

地味な習慣ですが、こうした日頃からのケアが長男の試合出場継続を支えてくれたのだと思います。

投手になりたいという思いと共に

2021年3月の活動が再開の時点では、チームの中の「投手候補の1人」という形でした。

チームには長男よりも球速が早く、正統派投手になる可能性を秘めた子達も何人かいました。チームのメンバーは仲間とはいえ、複数人やりたいポジションにおいてはライバルになります。

1年前の長男は、直球のスピードが他の子よりも明らかに遅く、他のピッチャーに比べ見劣りしてしまうような状態でした。

実際夏季大会においては、別の子に背番号1を奪われています。

しかし最終的な結果として、緩急を活かして相手を打ち取る、長男らしいピッチングが形になってきたことで、チームのエースナンバーを預かることができました。

エースとして複数回入賞を経験することができたことは、長男本人の自信にも繋がっていることでしょう。

私が忘れられない投球としては、最後の大会の初戦です。

本戦準優勝チームを四回2失点に抑え、投手交代時点まで2−3で勝っている状況にまで持ち込むことができた試合が忘れられません。

本当に素晴らしい投球内容でした。

クリーンナップとして自ら点を取る

昨年の緊急事態中に長男と決めたことは、まずはスピードよりパワーを身につけるということでした。

パワーを身につけると決めてからは、強度がやや強めなトレーニングを中心にメニューを組むことで筋力アップを図りました。

それが功を奏してか、活動再会後は、外野の頭を超えるような打球を安定して打てる打者になりつつありました。

最終的には身長が145cm程度で、6年生の中で1番小さくても、3番を打ち続けられたことは練習の賜物だと思います。

12月の試合で印象的だった打球が2打席あります。

平凡なレフトフライ、センターフライだった打球ですが、思った以上に打球が伸び、外野手の頭を越えて長打になるという打席がありました。

守っている子のポジション取りの要因もありますが、外野手が想定するよりも後ろに飛ばせたのだという事を感じさせるバッティングでした。

これからは中学を見据えた行動を

全ての大会を終えた長男、これからは中学での野球を見据えた行動が求められてきます。

入学前の2ヶ月間、この期間を如何にして過ごすかがスタートダッシュの鍵となるでしょう。

これからは自らの思いや考えで行動し成長していかなければなりません。私が手取り足取り教えることができるのも小学生までです。

そうした中で、昨日嬉しい行動の変化が見られました。

何を思い立ったかわかりませんが、急に鉛筆と紙を取り出し自分でトレーニングメニューを考え、朝・夕にやると言い出したのです。

私は嬉しい気持ちになると共に、心の面でも成長が見れたことに感心しました。

少しずつ、一歩一歩。

失敗と成功、その積み重ねが長男を成長に導きます。

これから始まる新しい3年間、どんな未来が待っているかわかりませんが、中学になっても長男と共に楽しんでいきたいと思います。