有意義な時間を過ごそう-Time Well Spent-

本記事は、『PURPOSE パーパス 「意義化」する経済とその先』(岩嵜 博論、佐々木 康裕著、以降本書とします。)からの学びをまとめています。

私の中でパーパスという言葉を理解したいと思い読み始めた一冊ですが、今回はその中で興味深いと感じた「Time Well Spent」についてまとめます。

有意義な時間を過ごせているか

私も実感し経験もありますが、Youtubeなどの動画サイトを見るときに、自分が見たかった動画の後に必ずと言っていいほどの次動画を推奨してきます。

見たくも無かった動画を見ている自分がいて、気がつくと数十分が過ぎている。そういった経験は少なくありません。

元Googleのトリスタン・ハリス氏は2016年頃からSNSやスマートフォンがもたらす中毒性について警鐘を鳴らし、「Time Well Spent (有意義な時間)」というムーブメントを始めました。そのコンセプトについて以下に引用します。

「Time Well Spent」はスマートフォンなどとのデバイスの接触時間をなるべく短くし、家族と会話する時間や街を散歩する時間など人生にとって有意義な時間をもっと増やそう、というコンセプトだ。

サービス提供側は利用し続けてもらいたい

サービスを提供する側は、ユーザに長時間利用し続けてもらって広告収入を得るというビジネスモデルです。動画を見るユーザが何時であろうと、体調が良かろうが悪かろうが関係ありません。

ユーザ側である私たちは、その中毒性に如何にして打ち勝つかというのことを考えていく必要がある時代になってきたように思えます。

以下のWIREDのサイトに書かれている、トリスタン・ハリスの記事は興味深い内容が書かれていますので、よろしければご覧ください。

新機能を駆使して有意義な時間を

本書にも書かれていますが、こうしたムーブメントを受けてGoogle社やApple社においても、スマートフォンから意識を離れやすくしたり、自分がどのくらいスマホを利用し続けているのかがわかるような機能というものが提供されています。

私はiPhoneユーザのため、iPhoneを例に2つ紹介させていただきます。

集中モードでスマホから離れる

iOS15のバージョンアップにより追加された機能の1つに「集中モード」があります。

この「集中モード」は、仕事やプライベート、睡眠等の生活シーン毎に、どのアプリからの通知は受けて良いかを設定することができる機能です。

私も最近この機能を使い出しました。

主要な利用シーンは仕事の資料作成時や何か集中して考えたい時に集中モードを設定しています。

効果は絶大で、この設定を入れる前は集中したくてもスマートウォッチに通知が鳴る度に時計を見てしまっていましたが、今では無くなりました。

この集中モードに加え、私はスマホをデスクの上に置かないようにして、自分の手の届かない距離にスマホを立てかけておくようにしています。(これは「Joy at Work」からの学びです。)

iPhoneの場合は集中するという意味合いでの機能提供となっていますが、家族としっかり話をしたい時などに、この集中モードを設定しておけば、家族との大切な時間にスマートフォンに気を取られることは無くなっていくでしょう。

スクリーンタイムで事実を知る

自分がどのくらいの時間スマートフォンを操作しているのかを客観的に知ることができる機能があります。

iOSではスクリーンタイムという機能で、この機能は集中モードよりも前に提供されていることから知っている人も多いかもしれません。以下が説明ページです。

このスクリーンタイムは、アプリ単位で何時間使用しているかが分かることから、どんなアプリを自分が何時間使用しているのかを把握することができます。

私も時折スクリーンタイムを確認するようにし、自分のスマホへの依存度を確認しています。

ここ1ヶ月において、私は多い週で3時間程度スマホを利用しているようでした。

そのうち仕事に関連して1時間程度使用していることから、実質プライベートでの利用は1時間半程度といったところです。

最近では上述した集中モードも使うようになり、先週の利用実績では2時間を下回る結果になりました。傾向としては良い感じだと思います。

テクノロジーにコントロールされない

私は仕事自体がICT業界でTechに囲まれた業界で働いていることもあり、一般の人に比べ最近の技術や製品に触れている傾向があります。

その中でスマホ中毒にならない工夫を幾度となく考えてきて、最近ようやくテクノロジーをコントロールできている実感があります。

今の時代は、中学生でもあたり前のようにスマホを持つ時代です。

どのようにしてテクノロジーに依存せず、自分らしい生き方、時間の使い方を見つけていくというのは、これからを生きる世代には必要な能力の一つになっていくでしょう。

テクノロジーは使いこなせれば強力な武器にもなります。そして活用と依存はバランスが重要です。

依存しない程度にテクノロジーに早い段階で触れる経験を積み、日常生活の中で失敗を重ねる中でテクノロジーをコントロールできるようになることが大切だと私は思います。

今回の記事は、パーパスを学ぶという本題からは少し外れましたが、「Time Well Spent」は今の時代に響く、重要な考え方だと感じました。

少しでも有意義な時間を過ごす人が増えることを祈りつつ、記事を終えたいと思います。