「やり抜く力」の鉄人に共通する4つの特徴①
※本記事は、アンジェラ・ダックワース著『GRIT やり抜く力』からの学びをまとめています。
「GRIT やり抜く力」の書籍の中において、成熟した「やり抜く力」の鉄人たちには共通点があるということを言っています。
今回はその一つを引用し、自分の中へ落とし込めるように考察していきたいと思います。
4つの特徴①:<興味>
4つの特徴のうち、始めに挙げらているのは「興味」です。以下に本文を引用します。
<興味>自分のやっていることを心から楽しんでこそ「情熱」が生まれる。
・・・多くの人はちっとも楽しいと思えないことも、少なからず我慢していた。
とはいえ全体的には、目標に向かって努力することに喜びや意義を感じていた。だからこそ彼らは、尽くせぬ興味と子どものような好奇心を持って「この仕事が大好きだ」と言う。
何かをやる続けるということは、継続したい事象自体に「興味」を持つ必要があります。
子供頃に何かスポーツを始める時にも、
「このスポーツやってみたいな」
という些細な興味から始まっていたと思います。
やり抜く力を高めるためには、やりたいことを見つけ、その対象に「興味」を持つことが第一歩であるようです。
興味の対象全てが好きでなくて良い
ここで興味深いのは、興味を持った対象全てを好きにならなくても良いということです。
「やり抜く力」が高い鉄人と言われる人たちでも、興味を持ち、やり抜くと決めた対象において、楽しいと思えない部分は必ずあります。
オリンピック・メダリストの方々が表彰式のインタビューで、
「辛く苦しいときもあったが、続けてきて良かったです。私はこのスポーツが大好きです。」
とお話されることがよくあります。この感覚に近いのだと思います。
どうしても好きになれない、楽しいと思えない部分があっても、取り組んでいる対象に「興味」があり、好きであるというのは、「やり抜く力」を高める上で大切な要素なのでしょう。
興味を持った対象全てを好きにならなくても良いと思うと、少しは気が楽になる気がします。
「○○は好きになれないけどけど、全体的に好き」
というくらいが、やり抜くことで大切なのかもしれません。