少年野球っ子の鼻血を考える
少年野球指導の現場で感じる興味深い事象の一つが、
「子供たちはよく鼻血を出す。」
ということです。
特に春先から夏場にかけては月に1人くらいは見かける気がします。
そこで、鼻血がでた子が現れてもアタフタしないよう、どういった処置をしたほうが良いのかを学んでおこうと思ったので、記事にまとめます。
なぜ、鼻血がでるのか?
鼻血の原因は、子ども自身が鼻をいじったり、鼻をかんだりした時に起こることが最も考えられるようです。
(医学的な原因はプロな方々に任せたいと思いますので、そこまで書きません。)
少年野球の現場に照らし合わせて考えると、風が強い時などにグラウンドの砂埃を吸ってしまい、知らずしらずのうちに鼻をいじっているかもしれないと思うようになりました。
根拠になるものはありませんが、仮説としてあながち間違っていない気がします。
私の所属するチームのグラウンドはかなり風が強いということもあって、鼻血がでる子が多いのかもしれません。
鼻血が出た子への応急手当
それでは鼻血が出た子が現れた場合、どう対処すればよいでしょうか。
ここからは私が調べた限りで応急手当の方法をまとめます。
上体を起こし下を向く
鼻血がでた時の基本姿勢は、
- 上体を起こし、座った姿勢で、下を向く
というのが基本姿勢となります。
起きているのが辛い場合は、横にして寝かせることも悪くはないようですが、顔はやや下向きにして、仰向けにならないようにします。
顔を上向きにしてはダメ!
私は「顔を上に向ければすぐ止まる」と言われ育った人間ですが、鼻血が出た時に上向きにするのは良くないようです。
出血した血が喉に流れ込んでしまうだけで止血効果は低く、鼻血が原因で咳き込んでしまったりもするため、鼻血は上向きNGと覚えておくようにします。
鼻をつまんで止血する
鼻血の応急手当を学ぶ中で以外だったのがこれです。
調べてみるまでは、ティッシュを詰めておけば良いとばかり思っていました。
実はティッシュを鼻に詰めるだけでは止血効果は低いようで、更には何度も詰め込んで取り替えると、かえって鼻の粘膜を傷つけて出血を助長することもあるようです。
病院へいく目安は15分くらい
書籍によって10分で病院へと言っていたり、30分で行きなさいと言っていたり統一されていないな感があります。
なので私としては、間をとって、15分くらい経っても鼻血が止まらないようであれば、病院へ連れて行くというのが良いと考えるようにしています。
冷やす必要はないのかもしれない
今回の記事を書いていて、どの書籍やホームページにも鼻を冷やすということが書かれていませんでした。
鼻を冷やせば血も止まるのでは?
というのは、完全に私の思い込みだったのかもしれません。
やれと言われていないことをやる必要がないので、冷やす必要は無いのだと思います。
鼻血が出ても慌てずに
私は出血を見ると、結構焦ってしまう人間なのですが、スポーツをしている以上は外傷や出血はつきものです。
鼻血もその中の一つですから、鼻血を出した子が現れても慌てずに落ち着いて処理をすることが大切だと思っています。
せっかく今回学んだので、次回鼻血を出してしまった子がいたら、この記事を振り返りつつ処置にあたるつもりです。
いざという時に備えて準備する。これは野球自体も応急手当も同じですね。