GWの大会を振り返る

5月4日、ゴールデン・ウィークの締めくくりとして出場した大会がありました。

相手は近隣の競合チームで、結果は6回時間切れでの敗戦となります。内容的には良い面と悪い面がくっきりと別れる試合展開でした。

今回も長男、個人の視点で振り返り、今後の課題を見つけていきたいと思います。

打順とポジション

まずは打順とポジションです

  • バッター3番
  • ポジション
    • 1~3回:ピッチャー
    •   4回:セカンド
    • 5~6回:ショート

この日もバッター3番での出場し、投手交代に応じてポジションを入れ替わっていくというスタイルです。

投球面の振り返り

それでは投球面の振り返りから始めていきます。

投球成績

以下が今回の試合の投手成績です。

  • 投球数:
    • 1回:28球、2回:16球、3回:13球
    • 計:57球、平均:19球
  • 被安打:4、失点:5
  • 四球:0、死球:1、奪三振:4


3回を投げ、1回平均19球という結果です。

初回に捕まり、その回だけで5失点となってしまったこともあり、初回の球数がかなり多くなっています。

今後は立ち上がりをしっかりと抑えることが、長男の投球面の課題と言ってよいでしょう。

最低でも2点以下、できれば無失点で初回を切り抜けたいところです。

投球内容と投手守備

ここからは投球内容と投手としての守備についての振り返りです。

制球は及第点だが、時折甘い球が

四球は0、死球1の結果で、全体的な制球は悪くはありませんでした。

しかし長男の場合、他のチームの投手に比べ球速が遅く、しっかりとコースを意識した投球をしないと簡単に外野まで飛ばされてしまいます。

例として、初回のバッター5番(右打者)の打席で、投げたボールがベルトの高さに入ってしまい、その一球をレフトに運ばれホームランとなっています。

その後の6番バッター(左打者)にも、ベルトの高さに浮いてしまったボールを左中間に運ばれツーベースも打たれています。

四死球が減ってきているからこそ、今度は打たれない高さへの投球をしっかりと身につけてもらいたいと考えています。

ピンチを救う牽制アウト

この日も、ピンチを救う牽制アウトが見られました。

初回と三回に一回ずつ二塁牽制でアウトを取っています。

今回は牽制で相手ランナーを挟み、ランダウンプレーにでアウトを取るという形でしたが、GW中の練習がうまく活き、アウトにできたことは素直に喜ばしいことです。

二試合連続で牽制でアウトを取れているということは、長男の強みであると思っても良いかもしれません。ナイスプレーでした。

Pゴロのフィールディングをより早く

今回の課題としてもう一つ気になっているのが、ピッチャー前に転がる打ち損じやバント処理についてです。

初回ランナー二塁で相手打者にセーフティバントを打たれます。

処理してファーストへ投げたボールも間に合わずにセーフ。

二塁ランナーがその間にホームインとなり、オールセーフの一番良くない形となってしまいました。


一塁へ送球するか、得点を与えないようにフィルダースチョイスで止めておくかは、状況によってかと思いますが、一塁へ投げたのであればこのアウトは欲しいところです。

今回のケースでは送球を気にしたのか、一塁へ送球した球が遅くバッターランナーの足に追いつきませんでした。

状況を見て、どんな送球ならアウトが取れるかを考えてプレーすることが必要だと学んだシーンとなりました。

守備面の振り返り

次は守備面の振り返りです。投手交代後はセカンドとショートを守っています。

凡フライこそ丁寧に

投手交代後にあまりボールが飛んでこなかったのですが、今回の一番の反省点はフライエラーです。

セカンドとの交錯を警戒したのか、セカンドベース前でしっかると取るべきフライを落とします。

普段あまりやらないミスですが、そういったプレーこそ100%に近い確率で取ることが求められます。

このプレーが絡み失点もしていることから、反省点はしっかりと受け止めて次に繋げたいと思います。

野手としてのランダウン

今回の試合では計三回ランダウンプレーがありました。三回目はショートでのプレーです。

以下のようなケースです。

  • ランナー二・三塁でリードを多くとっているランナーに牽制
  • 二塁牽制を見て飛び出した三塁ランナーを挟む(ショートからホームへ送球)
  • 三塁ランナーを三本間でランダウンプレー


ショートが要になるプレーなので、見ている方もドキドキしていましたが、しっかりとアウトを取ってくれました。

ピッチャーを守りだして牽制の感覚を掴め始めたことが、ショートのプレーにでているのかもしれません。

このプレーは今後のチームの武器になるかもしれません。

良い面は良い面として、長男にも自信をつけてほしいプレーとなりました。

打撃面の振り返り

最後に打撃面です。

打撃面は2三振で完全に抑え込まれたため、良いところゼロですが、そこからも学びはあったように思えます。

高めボール球の有効性

第一打席の2ストライク。相手ピッチャーが投げた球が、高めボールの釣り球でした。

この胸元にきたボールを振ってしまい第一打席は三振となります。

長男は高めに釣られやすい傾向があるので、2ストライクに追い込まれたからこそ、しっかりとボールを見なければなりません。

前回試合の第三打席ではそれができていたことから、その時の打席での集中力にもよるものもあるかもしれません。今回は完全に相手投手に完敗した形になります。

投球モーションで相手を抑える

そして第二打席。こちらも三振ですが、この打席は相手投手から学ぶことがありました。

カウント2-2からの5球目です。

相手投手が、自分の球にタイミングが合ってきたと感じたのか、ランナー無しの場面でしたがクイックモーションに切り替えて、投げた一球にタイミングが合わず三線となりました。

この打席は完全に相手投手の作戦勝ちです。

こういったプレーは、こちらが投手だったときに活かせるよう、長男には学んでほしい打席でした。

球速アップが長期目標

今回の大会で感じたのは、長男が今後投手としてやっていきたいのなら、球速アップは欠かせないという点です。

牽制をうまく投げる、フィールディングをしっかり行うといったことは、ピッチャーとしての重要なスキルではあるのでしっかりと身につけてほしいです。

しかし、ピッチャーとして投げる直球の球筋が評価される球であることが、まず最初でなければなりません。


一朝一夕で球速をあげることは難しいことから、シーズン中にもしっかりと長期目標は意識して、トレーニングメニューを組んでいきたいと思います。

怪我や故障には細心の注意を払いつつ、今後も長男の成長を後押しできればと考えています。