バリューを持つ重要性

仕事をするにあたって、自分の価値観を持って働くということは、とても重要な事だと私は考えています。

今回はTRAIL BLAZER(以下、本書とします。)という本からの学びの一つをまとめつつ、バリューを持つ重要性について考察したいと思います。

何に喜びを感じるか

まず一番始めにいちばんはじめにご紹介したい以下の一節です。

「成功してお金儲けを追求するうちに、他の人のために何かをすることを忘れてはいけませんよ」

本書からの学びとして、仕事をするための価値観、バリューをしっかりもつということの重要性を学びました。

そのバリューの重要性を表すのに響く言葉が上記に引用した言葉です。

この言葉は「抱きしめる聖人」として知られるマーター・アムリターナンダマイーさんの言葉です。

一般論として、仕事をした対価としてお金を儲けるというのはモチベーションにはなりますが、第一の目的とすべきではないという考えが、ここ数年高まっているようです。

善いことを行い、社会に貢献し、より世界に変えていく努力をすることを、自分の価値観として持つことで、よりやりがいを持って仕事に取り組める、ということを本書から学ぶことができました。


それを裏付けるものとして、

「グローバル戦略グループの2018年の研究によると、アメリカ人の81%が「社会が直面する重要な問題に対処するために企業は行動すべきだ」と考えている

と本書では言っており、仮に日本で同じ行なったとしても大きな差異は無いと私は考えます。


私も何かの役に立つことに喜びを感じ仕事をする方が楽しいですし、やりがいを感じます。

そういった意味で、私の考える価値観の方向性が誤ったものではないことを確認することができた、という意味でも学びがあったと感じています。

誰かの役に立てるのかという不安

一方で、臆病な心を持つ私の中で、「自分が本当に社会の役に立てるのか」という不安に駆られる事が無いとは正直言いきれません。

今でも、日々の仕事に忙殺されると、これが社会の何に役に立つのだろうと思い込んでしまうことがあるのも事実です。

しかし、そう言った不安は、自分の中にあるリーダーシップや主体性といったものをしっかり持つことで取り払うことができるということも本書から学ぶことができました。

何千人もの従業員を束ねるマネジャーでも、小さなチームのリーダでも、初めて社員証を首に掛けたばかりの新人でも、大事なのは、ただそこに居合わせただけの乗客のように考えるのをやめることだ。見知らぬものに対する恐怖心を捨てて、自分の価値観を羅針盤として使い、新しい道を切り開かなくてはならない

上記は私の中にとても響いた一節です。


社会に貢献し行動しようとする事に、大も小も関係なく、若さや役職も関係ない。


自分が社会に貢献したい、誰かの役に立ちたい


そういった価値観をしっかり持つことが重要で、その芯さえ通っていれば、何かに挑戦をする勇気が持てるということを教えてもらいました。

そして、そういった価値観を持たれた方が、まさに本書のタイトルである、TRAIL BLAZER (トレイルブレイザー)という言葉を確立していったのだと理解しました。

「実践者達は世界より良くするために学びたいと思っています。恐れずに探求し、イノベーションを切望し、楽しみながら問題を解決して社会貢献もします。文化と多様性を大事にする人々であり、彼らはトレイルブレイザーなのです。」

この言葉は、マーク本人が言った言葉ではありません。

セールスフォースを学び、自分の所属する企業のために活躍をする方々を見て言った、当時ディベロッパーリレーションチームのリーダーであったサラがメールに書いた言葉です。

この言葉は、まさに何かに貢献しようと価値観を持った方が、行動を起こしていけるということをうまく表している内容だと思います。



小さなものからでいい、自分が行えることからでいい。

本書から、社会や他の人達を笑顔にできる行動を起こすための勇気と、その価値観、バリューを持つことの重要性を学ぶことができたように思えます。



何かを行動するために、自分の中のバリューをしっかり持つ。

これが何かの行動を始めるにあたり、重要なことなのだと思います。

正直なところ、私の中にあるバリュー、価値観とは何かを、言葉として落とし込むまでには至っていません。

しかし、こういった問いに対し考え続けることで、自分の中のバリューに気づけるのではないかと考えています。



まずは、価値観を探す重要性に気づけたことがスタートライン。

思考を整理し、明確にこれだ!ということを伝えることができるようになった時点で、改めて記事にしようと思います。