2020年読了本を整理する(野球・トレーニングとその他)

2020年の1月ごろに新年の目標として、年間12冊(月に1冊)は読了することを目標として読書を勧めてきました。

その結果、この一年でどういった本を読んできたのか整理したくなり、記事にしてまとめてみたいと思い始めた記事もこれで3つめです。

今回は「野球・トレーニング」、「その他」のカテゴリーに関する本たちです。

読了書籍のカテゴライズ

読了書籍のカテゴライズとして6種類に整理しました。重点的に読んだ書籍は細かめのカテゴリーに、それ以外は全般としてまとめます。

  1. 思考や自己啓発
  2. デジタル・技術・システム開発
  3. コーチング・チームマネジメント
  4. ビジネス(戦略とか自伝等)
  5. 野球・トレーニング
  6. その他

2020年読了書籍

それではここから2020年に読んだ書籍をまとめます。

3回目の今回は私の好きな領域である「野球・トレーニング」と、今までのカテゴリに属さない「その他」 に位置づけた書籍です。が、健康系の本が多いです。

野球・トレーニング

教えすぎない教え

本書は履正社高校の監督さん、岡田 龍生さんが書かれた一冊です。常勝を続ける高校の監督さんがどういった考えで指導しているのかを学びたいと思い読んだ一冊です。

子供たちが自発的に行動し成長を続けるには、子供たちが「やらされる」指導になってはならず、子供たちが自分で考え、理解し行動できるようにする指導が必要であるということを教えてくれます。

実際に岡田さんがプロへ送り出した選手の高校時代がどうであったかといった話もでてくるため、非常に興味深く読ませていただきました。

少年野球においても、活かせる内容が多く読んでよかったと思った一冊です。

最高のコーチは教えない

2020年時点で、千葉ロッテマリーンズの投手コーチを務めている、 吉井理人さんの書かれた一冊です。

内容は野球におけるコーチング論ですが、ビジネスにおいても十分に活かすことのできる一冊です。

私は本書の中で紹介されている、スポーツコーチングPMモデルという考え方が好きで、部下指導や少年野球指導の中でも活用させて頂いています。

甲子園強豪校の880日トレーニング論

健大高崎や花咲徳栄高校など、野球強豪校にてアスレチック・トレーナーとして活躍されている方が書いた一冊です。

内容は実践的でわかりやすく、トレーニングを学ぶにおいて非常に参考になります。

高校野球ではこういったトレーニングを行なっているのかということを念頭に、少年野球でどう活かせるだろうかという観点で読ませていただきました。

Kindle Unlimitedで読めるので、トレーニングメニューづくりに悩んだ時に借り直して読み返している一冊です。

小倉ノート

横浜高校で監督、コーチ、部長を歴任された 小倉清一郎(おぐらきよいちろう)さんという方が書かれている本です。

本書の読み方として、「小倉さんの自伝として読む」、「野球の戦略とはどう考えるかを学ぶ」、「名門と呼ばれる高校に属する球児がどう成長していったのかを理解する」という感じで複数の目線から読むことができます。

私は一番最後の感覚で読んでいたことから、将来名門に入るような高校球児を目指すにあたっての指標のようなものを与えてくれた感覚があり、それを学ぶことができただけでも価値があったように思えます。

信じる力

持丸修一(もちまる・しゅういち)さんという、2007年12月からは専大松戸にて指導されています。

本書を通して、野球指導に対しての学びだけでなく、著者の方の人生訓も合わせて学ぶことが出来たように思えます。それは野球関係者のみならず万人に通じる考え方であり、人生を生きていく上で大切な考え方が豊富に詰まっているように感じました。

私として特に学びがあったのは、指導者として子供たちとどう接するべきかでした。良い一冊でした。

まんがMAJORで考証・少年野球チーム診断

有名な野球漫画「MAJOR」を利用して、良い少年野球チームとはどういったチームであるべきかを診断形式で理解することができる一冊です。

今の通われている少年野球チームの運営や雰囲気と比べて、どういったチームが良いチームであるかといったことを考える上では読んで良い一冊です。

新版 「野球医学」の教科書 

野球にチャレンジしてくれる小学生たちが怪我をしないために、どういった指導をすべきなのか。

さらには怪我の兆候がある子供たちに対し、それを診断するのにどういった確認をすべきなのかなど、野球に関連する怪我や応急処置方法を学ぶことができる一冊です。

野球指導に携わる方は一度目を通したほうが良い内容が多いです。怪我をしてしまってからでは遅いですので、指導者ができる予防はしていきたいですね。

野球を科学する

笠原政志(かさはら・まさし)さんという、アスレティックトレーニング、コンディショニング科学を専門とされている方が書かれた一冊です。野球を科学すると言う題名ですが、内容は野球に留まりません。

スポーツ全般において学んでおいたほうが良い研究結果を一冊にまとめてくださっており、興味深い内容が多いと感じた一冊でした。特にアイシングの必要可否、睡眠に関する考察、目的別の筋力トレーニングなどは、少年野球指導に関わる方であれば理解しておいたほうが良い内容と考えています。

IWAバッティングメソッド

私が本書の中で一番の学びだったのパワーポジションの考え方です。

本書を読んで以降、野球動作においてパワーポジションを取れるかどうかは、重要な要素であると考えるようになりました。

本書は文字で読むだけだとわかりにくい部分については動画での説明もあり無料で公開されています。日本一の野球チャンネル「トクサンTV」とのコラボレーションもあり、動画を見るだけでも十分学びがあります。

最初に動画を見てから本書を手にとって見るというのも良いかもしれません。参考に1つ貼り付けておきたいと思います。

2020年12月にスローイング・メソッドも販売されたので、今度目を通してみたいと思っています。

その他

人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?

軽い興味で読んだ一冊でしたが、思った以上に私の生活に良い影響を与えてくれた一冊でした。

サウナが健康に良いという噂を聞いていたものの、それを習慣づける一歩を踏み出せずにいましたが、サウナを楽しみの一つにしてくれる新たな一歩へ背中を押してくれました。

本書を読んでから数ヶ月経った今、ジムに通いながら週に2~3回は入るようにしており、健康状態は非常に良好です。

サウナに興味のあるが、サウナーデビューをするのに戸惑っている方にはオススメの一冊です。

最高の体調 ACTIVE HEALTH

文明病に負けず、現代社会を健康に生きていくために、科学的根拠に基づいて行なったほうが良い行動、理解しておいたほうが良い考え方を教えてくれる一冊です。

興味深い内容が多く、健康に関する「なるほど!」という情報が多く、「リアプレイザル」や「デジタル・デトックス」というような話もでてきます。

私は本で読みましたが漫画版もあるようで、私が本書を読んだあと妻が別の機会に漫画版を読んでいました(さすが夫婦ですね。)

学びの多かった一冊でした。

「スポーツ万能」な子どもの育て方

私が感じた印象では、具体的な方法論というよりは、科学的根拠に基づく考察的な内容に基づく学び多い書籍です。

特に学びのあった内容としては、「36の基礎運動」というものでした。

野球やサッカーなどの専門的スポーツを始める前に、基礎体力運動能力を養成することがスポーツ状態の早道です。その基礎体力運動能力を高めるのに、どういった動作ができているのが良いのかという道標になってくれるのが、この36の基礎運動です。

子供たちにスポーツを教えるという観点からも、興味深い情報が得られた一冊でした。

結果的には30冊以上読めました!

結果的には年間12冊を上回り、30冊以上の本を読了することが出来ました。私自身の読書力も着実に向上しているようです。

次のステップとしては、量をこなすだけではなく、読んだ本から何を学び、どうアウトプットできるかにも着目して読書を継続したいと思います。