2020年読了本を整理する(思考とデジタル関連)

2020年の1月ごろに新年の目標として、年間12冊(月に1冊)は読了することを目標として読書を進めてきました。

その結果、この一年でどういった本を読んできたのか整理したくなってきたことから、一つ記事にして読んだ本をまとめてみたいと思います。

本来、読み方の深さも考えるべきではありますが、今回はあまり気にせずにざっと目を通したレベルでも読了したものは一冊としてカウントしたいと思います。

読了書籍のカテゴライズ

読了書籍のカテゴライズとして6種類に整理しました。重点的に読んだ書籍は細かめのカテゴリーに、それ以外は全般としてまとめます。

  1. 思考や自己啓発
  2. デジタル・技術・システム開発
  3. コーチング・チームマネジメント
  4. ビジネス(戦略とか自伝等)
  5. 野球・トレーニング
  6. その他

2020年読了書籍

それではここから2020年に読んだ書籍をまとめます。

こうして整理してみると自分が想像していたより量より多い事に気づき、意外な学びを得られました。こうした意味の振り返りも大切ですね。

量がそれなりに多いため、読了した書籍の概要を全3回に分けています。

思考や自己啓発関連

まず最初は思考系や自己啓発本からです。

直感と論理をつなぐ思考法

自分の妄想や直感からどう具体的な「かたち」へ落とし込むために、「直感」を「論理」につなぎ、「妄想」を「戦略」に落とし込むためにはどうすべきかという、視点で内容が書かれています。

本書では「ビジョン思考」と読んでいますが、新たな思考法を学ぶという意味では有益な学びを得られる一冊です。

仮説思考

2006年頃に発売された書籍ですが、その内容は今手にとっても十分学びのある書籍でした。

読んだ理解としては、ビジネスにおける問題解決において、考えられる事象を全て調査するような網羅的なアプローチを取らず、仮設を立て一番答えに近いだろうと考えられる案を推古するべきであるということを教えてくれます。

反応しない練習

怒りや不安、悩みをどう解消していくかを教えてくれる本です。 ブッダの考え方や言葉からブッダから感情に左右されないで日々を過ごすにはどうすべきかが学べます。

この本を読んで私の心の落ち着き状況は格段に向上したと実感しています。オススメの一冊です。

メモの魔力

私は元々メモを取ることがとても苦手でした。

本書の中でも書かれているのですが、私のこれまで行なっていたメモは、あくまで忘れないためのメモであり、知的生産を高めるためのメモではありませんでした。

近年ではデジタル・デバイスに頼りメモを取る方も増えていますが、本書から学ぶ考え方は非常に有用で実践的です。ノートのとり方に迷われている方は、まずこの本での教えを忠実に行なって見るのが良いと思います。

読書を仕事につなげる技術

この本は私の読書週間の基礎を作ってくれた本でもあります。

2020年の冬に「なるほど!」と頷きながら読んでいた記憶があります。読書に対する考え方や読書の仕方を教えてくれる一冊でこの本のおかげで読書週間をつけることが出来たと言っても過言ではありません。

デジタル・技術・システム開発

スクラム 仕事が4倍速くなる”世界標準”のチーム戦術

私はこれまでウォーター・フォールモデルと呼ばれる手法でのシステム開発を長く行なってきたのですが、新しいプロジェクトではアジャイル開発を実践しており、そのプロジェクトに活かすために読み進めた一冊です。

内容はアジャイル開発手法の一つである、「スクラム」と呼ばれる方法をどう活かすかということを中心に書かれています。

ちなみに、この著者の方は「スクラム」という手法を作り出した方であり、どういった思想感でこの手法を生み出したかを理解することで、「スクラム」の良さを学ぶことができます。

データ・ドリブン・エコノミー

今後デジタル革命がどういったフェーズに入っていくのかに始まり、データを活用して(データ・ドリブンで)ビジネスを進めていくことの重要性を説いてくれる一冊です。

これからの時代、データを制したものがビジネスを制していくというくらい、必要なデータをどう収集して分析し、活用するかが重要な時代になってきます。事例も交えて説明してくれていますので、ICT業界で働かれている方は読んでおいて良い一冊かと考えています。

ソフトウェア・ファースト

これまでの日本におけるソフトウェア開発の背景を踏まえ、今後どういったシステム開発方法が求められるのか、色々な角度から説明をしてくれています。

IT業界の状況分析や組織論、さらにはソフトウェア・ファーストを実践する上での具体的な方法論やキャリアプランニングと内容が多岐にわたり、ITエンジニアのキャリア形成や組織をどう形成していくべきかなどといった視点からも学びを得られる一冊です。

実践 スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決

ICT業界で有名な「デザイン思考」という言葉を学びたく手にとった一冊です。

スタンフォード大のd.schoolという場所で学んだ著者の方が、当時の授業で用いられた手法や考え方を持って説明してくれています。とりあえず、デザイン思考を用いたサービスやプロダクト開発って、どんなプロセスで行われるんだろうという枠組みを学ぶには良い一冊かと思います。

SRE サイトリライアビリティエンジニアリング

いわゆるオライリー本で重厚な一冊でした。

社内でSRE(サイト・リライアビリティ・エンジニアリング)の考え方を取り入れようという動きがあったのですが、そもそもSREという言葉自体をよく理解できたおらず勉強のために読んだ本です。

本書はSREを実践、及び組織に浸透させるにあたって、意識改革的な話から行動論、さらには技術的観点からどういったシステムを導入しているかを学ぶことが出来ます。

実は本書の英語版は無料で公開されています。英語が得意な方は一部英語を読んでみてから、日本語版の本書をされても良いかもしれません。

(と、ススメつつも、私はそれなりに英語が話せるのでざっくり読んでみたのですが、これを読み進めるのはしんどいと思ってしまったので、日本語版を購入したという裏背景があります・・・。)

ここから以下の三冊は私の業務上読んで理解を深めたほうが良いと思い読んだ本たちです。

Docker実践ガイド

今やサーバを自前で立てるにしても、Dockerは切っても切れないような時代になってきました。私も実構築の経験までは無いのですが、概念や仕組みは知っておきたいと思い手にとった本です。

Kindle Unlimitedで読めたので購入せずに読めたので良かったです。

Git-Lab実践ガイド

アプリケーションを管理するためにGit-Labというのは用いられます。そもそもこれを読む前はGitとGit-Labの違いも理解できていなかったことから読んでよかったと思っています。

Ansible実践ガイド

業務上新たに担当することになったシステムでAnsibleを利用していることから、基礎的な理解を深めたいとして読んだ一冊です。

Ansibleをざっくり知りたいというときはSCSKさんのページがわかりやすいかと思います。

今回はここまでです。次回記事にて「コーチング・チームマネジメント」、「ビジネス(戦略とか自伝等)」の読了書籍をまとめます。