良いチームには「心理的安全性」が欠かせない
ここ最近、「世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法」を読み薦めていますが、内容が今の私の学びたい内容が詰まっており学びを深める良い一冊になっています。
その中で、特に重要なワード、「心理的安全性」という言葉をご紹介します。
「心理的安全性」とは?
「心理的安全性」という言葉をご紹介するにあたり、本書の中の言葉をそのまま引用させて頂くと以下のような意味合いとなります。
心理的安全性とは、端的に言えば
「メンバー一人ひとりが安心して、自分が自分らしくそのチームで働ける」
ということ。自分らしく働くとは、
「自己認識・自己開示・自己表現ができる」
ということです。
要は、「安心してなんでも言い合えるチーム」が心理的安全性の高いチームなのです。
この言葉を学んで以降、私が目指したいチームにおいて重視したいものは、まさにこの「心理的安全性」の高いチームを作り上げることだと考えるようになりました。
以降、私のチームへの振る舞いも行動もかなり変わって変わってきたように思えます。
ここで言うチームとは、「仕事におけるチーム」もそうですが、週末の「少年野球チーム」においても該当します。
「年齢や役職、それぞれの立場を超えて、何でも自由に意見を言い合える」状態に到達できるということは本当に素晴らしいことだと考えています。
生産性の高いチームの特性
本書の中では、「生産性の高いチームの特性」についても紹介してくださっています。
その特性とは5つあり、以下であると述べられています。
- チームの「心理的安全性」(Psychological Safety)が高いこと
- チームに対する「信頼性」(Dependability)高いこと
- チームの「構造」(Structure)が「明瞭」(Clarity)であること
- チームの仕事に「意味」(Meaning)を見出していること
- チームの仕事が社会に対して「影響」(Impact)をもたらすと考えていること
この中においても一番重要なのは「心理的安全性」であり、心理的安全性の高いチームなら「自己認識・自己開示・自己表現」ができるということを紹介してくださっています。
まさに「心理的安全性」を高めるということは、チームづくりの土台となるものと考えています。
「心理的安全性」を高めるにはどうすればよいのか?
それでは、「心理的安全性」を高めるにはどうすればよいのでしょうか?
正直なところ、その答えを私も現在進行系で考えているところです。もちろん上述の書籍でHowは紹介してくれてはいますが、それを実体験として体感できていないといったところです。
ですが、その中でも一つ御紹介したいのが、「1 on 1ミーティング」です。
「1 on 1ミーティング」を行うことで、チームの皆さんと何でも言い合える関係性を高めるといった方法を取ることは、実感としても効果的だと感じています。
私も1ヶ月半くらい前から1 on 1ミーティングを取り入れるようにし、チームの皆さんと関係性の向上を目指しています。定性的な感覚にはなりますが、1 on 1を行う前のチームメンバーとの関係に比べ良好になったように思えており、今後も継続して実践していくつもりです。
ただし、1 on 1ミーティングを行って感じるのは、話す内容の方向性を誤ると1 on 1を設定する側、される側においても有益なものにならないとも感じています。
このあたりは別の機会に考察していきたいと思っています。
職場でもスポーツチームでも活用できる
「心理的安全性」を高める行動をするということは、何も職場環境に限ったものではありません。複数人で行動をするような場面においては間違いなく効果を発揮します。
私は職場の傍ら少年野球のコーチをしておりますが、そういった環境においても「心理的安全性」を意識して行動するという私の考えは変わりません。
部長や監督、他保護者の方の行動や価値観を認め、子供たちの失敗を受け入れながら、誰しもが何でも言い合える環境づくりを目指すことで、より良いチームは醸成されていきます。
誰かが「心理的安全性」を高める行動を行うことで、それが徐々に周囲の方に伝わり、行動や雰囲気が変わっていく、そう私は 信じています。
一人が動き出せば必ず何かが変わる、愚痴や問題点が発せられるということは改善のチャンス。
この意識を持ちつつ、仕事においても少年野球においても行動をしていく所存です。少しでも成果が見え始めたら、いつかその成功体験も記事にしたいと思います。