背番号「1」の重み
長男が最高学年となる初めての公式戦、新人戦がいよいよ始まりました。
その時につけていた長男の背番号、それは「1」番でした。
これは1年生の冬から野球を始め、いつかはピッチャーをやるんだと言っていた長男の目標が一つ叶った事を意味します。
私としても、長男の努力が実ったことを嬉しく思いました。妻も長男が背番号「1」をつけてマウンドに立っている姿を見てウルっときていたようでした。
勝利に貢献できたピッチング
この日の長男のピッチングは、エラー絡みの失点も含め、四回5失点となりましたが良く投げていたと思います。
最終的には7-9での逆転勝ちで一回戦を終えることができました。
二打席目の上位打線が相手でも、三回、四回を無失点に抑え、四回の裏に相手ピッチャーを攻略。一挙に5点を獲得し逆転に成功しました。
この2回を0点で切り抜けられた事がチームのムードを高めた一因となり、逆転打を生むきっかけになったことは間違いありません。
チームのために貢献できる良い投球をしてくれたと思います。
諦めない思いが生んだガッツポーズ
最終回の出来事です。
規定回数の四回の投球を終え、ピッチャー交代でバッテリーが入れ替わりました。長男はキャッチャーを守ります。
相手チームも逆転をしようと、代わったばかりのピッチャーの立ち上がりを攻め、ヒットで4番バッターが出塁します。
更には5番バッターを四球でランナーにだしてしまい、盗塁を決められランナーニ、三塁のピンチを迎えます。
このピンチの最中、何と長男がパスボールをしてしまいます。
ですが、走ってきた三塁ランナーのスタートが遅かったのと、ボールの跳ね返りも良く、長男がトスしたボールを受け取り、ピッチャーがランナーをタッチした結果、判定はアウトとなりピンチを切り抜ける事ができました。
普段嬉しさや喜びを仕草で見せない事が多い長男ですが、この時ばかりは喜びを隠しきれなかったのかガッツポーズをしていたようでした。
(相手チームにとっては失礼なのですべきでは無いですが、感情を抑えられなかったようでした。)
それを見ていた妻は、滅多に見せない長男の喜ぶ仕草に目頭が熱くなったと後で話していました。
こうして最終回のピンチを切り抜け、何とか一回戦を勝ち抜く事ができました。
成功体験を糧に次の試合へ
まだまだチームのプレーも粗削りなところが多く、正直直すべき所はいくつもあります。
ですが、今回の一戦をきっかけに長男も他の子供達も少し自信を持つ事ができたように思えます。
少年野球として、長男の成長していく姿を見ることができるのもあと一年。
残り僅かな時間を大切に、親子二人三脚で歩んでいきたいと思います。
背番号「1」の重みを理解しつつもそれを受け入れ、長男に背負ってもらって良かったと思ってもらえるように私も支援を続けていく次第です。