ズルには厳しく。だけどそこから。

次男がズルをしました。今日はその時のお話です。

ルールを守っているように見せかるだけではダメ

我が家では、子供達がiPadを使ってYoutubeを見ていい時間を決めています。通常は1日1時間です。

ですが、特例としてスピンバイクを漕ぎながら見る時には制限無くYoutubeを見て良い事にしています。ただし、運動をしっかりとして欲しいので、必ず20km/hのスピード以上で漕ぐという約束でこのルールを決めました。

今日は長男との朝練を行ったので、この出来事は朝練後に起きました。

次男は行かなったのですが、朝練から私と長男が自宅に帰ると次男がYoutubeを見ながらスピンバイクを漕いでいました。

ですが、遠目から車輪を見ていると妙に回転していません。そのため次男に近づきスピードメーターを確認しようとすると、次男は速く漕ぎ出し20km/hを越すようになりました。

そこで私は次男に質問します。

「きちんと20km/hで走ってた?」

「うん。走ってたよ!だからYoutube見てイイんでしょ?」

と言ってきたので、私は総走行距離と漕いだ時間を確認します。

結果は18分で2.6kmです。

平均20km/hには到底及びません。そこで私は厳しい声でもう一度質問しました。

「心の底から、絶対に20km/hで漕いでたって言えるか?」

次男が嘘をついているのをわかった上での質問です。

次男は涙をポロポロ流しながら首を振りました。

「いいか。嘘をついたってばれるし、仮にばれなかったとしても、その結果は絶対に自分に返ってくるぞ。

お前がばれなければいいやって適当に過ごしている間に、一生懸命頑張って努力している子は必ずいる。

そう言った子たちに負けて、自分が適当な練習やトレーニングをしていた事を後で後悔しても良いなら、同じことを続けていなさい。お父さんは止めない。」

そう次男の目を見て告げると、反省した様子で涙を流し続けていました。

この話はこれで終わりにし、以降はこの話はしませんでした。

ちゃんと漕いだよ!

それから夜になり、私が仕事を終えて子供達に会いに行くと次男が嬉しそうな顔しながら私に近づいて来ました。

「お父さん、自転車ちゃんと漕いだよ!」

次男は私の言葉をしっかりと受け止めてくれたようです。

次男なりに反省を示す意味で、もう一度自転車を漕いだのでしょう。その顔は清々しい顔をしていました。

「お!偉いじゃん!良く頑張ったね!」

としっかりと褒めてあげました。

失敗から成長へ

今回の件で、次男は一つ大事な事を学んでくれました。

良くない事をしてしまったり、間違った行動をとってしまう事は誰にでもあります。私も然りです。

大事なのはそこから何を学ぶかです。

今日の出来事は次男にそれを教えてくれた一日になったなと思っています。

私も良い勉強になった一件でした。