読書を仕事につなげる技術
今回の記事ではKindle Unlimitedで読んだ「読書を仕事をつなげる技術」から学んだ気付きや感想をまとめていきたいと思います。
- 2020年4月時点ではKindle Unlimited対象から外れてしまっているようです。その点ご理解下さい
本書を読もうとしたきっかけ
私は2020年の目標の一つとして、読書量を増やすということを目標にしています。ですがその中で、そもそも私は正しい本の読み方を理解できているのだろうかとふと思いました。
その人その人で読み方は異なってもよいかとは思いますが、既に読書の習慣がある著名の方がどのようの読書に取り組まれているのだろうということを学びたく本書を読み始めました。
著者について
- 山口 周さん
- 大手広告代理店から外資系コンサルティングファームに転職なされた経験を活かし、様々な著書を残されています
- 実は私はこの本を読んで山口さんを知ったのですが、本書を読んだ後に本屋に行くと、山口さんの書籍が大抵注目の書籍として紹介されていることを知り驚いた記憶があります。こうした気づきも読書週間がついてきたからとプラスに捉えています。
- 大手広告代理店から外資系コンサルティングファームに転職なされた経験を活かし、様々な著書を残されています
読書からの学びや気づき
- 2種類の読書
- ビジネス書:名著を繰り返し読み、読書ノートはとらない。狭く、深く読むのがビジネス書
- 教養書 :雑多な本を幅広く気の向くままに読み、読んだら読書ノートを取る。広く浅く読むのが教養書
- 全部読もうはコストのムダ
- 読書を投資行為と考えた場合、もっとも大きなコストになっているのは「自分の時間」
- 読書は自分の時間といくばくかのお金を投資することで人生における豊かさを回収するという投資行為
- これ以上時間を投入しても追加で得られる豊かさは増えないと判断された時点でそのホント付き合うのは終わりにする
- 読書のアイドルタイムを極小化する
- アイドルタイム=滞留時間の縮小、「ブラブラしているだけで特に何もしていない」という時間を生活の中でミニマムにしていくことを心がける
- このアイドルタイムの極小化のためにも、「本をできるだけたくさん同時進行で読む」
- この学びはかなり意識して実践をしています。Kindle Unlimitedを利用しているのもここから来ています。過去記事でも書きましたが、Kindleが主要アプリにスマホ利用の習慣づけも意識することで読書の同時進行を行っています。
- このアイドルタイムの極小化のためにも、「本をできるだけたくさん同時進行で読む」
- アイドルタイム=滞留時間の縮小、「ブラブラしているだけで特に何もしていない」という時間を生活の中でミニマムにしていくことを心がける
- ビジネス書をどう読むか
- ビジネス書で得た知識は「そのまま」実践する
- ビジネス書はすぐに使う道具とするべき、読書ノートを作る必要はない。
- いつ役に立つかわからないが、いつか役に立ちそうだから後で立ち返るようにしておこうとするのが読書ノートの目的。すぐに使うのならノートを取る必要はない
- 本書ではこのように書かれていますが、今の私にとってはビジネス書に書かれた内容もすぐに実践できるような習慣が身についていないため、記録を残すようにしています。できるから始める、読書をして”しっくりくる”部分だけ模倣させていただくという姿勢で臨んでいます。
- いつ役に立つかわからないが、いつか役に立ちそうだから後で立ち返るようにしておこうとするのが読書ノートの目的。すぐに使うのならノートを取る必要はない
- ビジネス書はすぐに使う道具とするべき、読書ノートを作る必要はない。
- ビジネス書で得た知識は「そのまま」実践する
- 「わからない」場合は10ページ飛ばす
- 本を読むというのは一種の対話。読んでわからないということは「言葉が通じない」ということ
- 自分自身が変化して言葉が通じるようになった時に再挑戦する
- 本を読むというのは一種の対話。読んでわからないということは「言葉が通じない」ということ
- 仕事の「難問」には、教養書が効く
- 「仕事環境の変化」が突きつける難問に対して、ビジネス書で得られる「知識」はほとんど役に立たない
- リベラルアーツに関連する本を読むときには、別に目標を明確化する必要はない
- 役に立つかどうかよりも、面白いかどうかのほうがずっと大事な評価軸
- 「自分をプロデュースする」つもりでテーマを決める
- 際立ったポジショニングを達成したブランドには、必ず「掛け算」の要素がある。この掛け算を自分なりにどう作っていくか
- 30代半ば以降になったら、ある程度意識的になったほうがいい
- 全方位に中途半端な教養を持つくらいならば、一部に特化していて偏った教養を持つほうが「自分のブランディング」という観点からは望ましい
- 際立ったポジショニングを達成したブランドには、必ず「掛け算」の要素がある。この掛け算を自分なりにどう作っていくか
- 「仕事環境の変化」が突きつける難問に対して、ビジネス書で得られる「知識」はほとんど役に立たない
- 忘れても良い「仕組み」を作る
- 本を読んで重要だと思われた箇所をデジタルデータとして転記し、いつでも検索して確認できるようにしておく
- 本を「ノート」だと思ってどんどん書き込む
- 本は買ってきた時点では未完成な作品。読書と著者との対話を通じてさまざまな書き込みがなされることで作品として完成する
- 後から検索できるツールを使う。検索できるからこそ、脳内にストックせずに安心して外部ストックに委ねられる
本書を読み終えて
この本の内容を参考に、行動を一新した事が多く学ぶことが多かった一冊でした。
本を読み続けるという習慣ができている人にとっては不要かもしれませんが、その習慣を身に着けたいと考えている人にとっては読んだ方が習慣を身につける近道になるかと思います。
文章の流れもとても読みやすいので、スイスイと読むことができると思います。
山口さんの書籍は学びが多いことから、山口さんの違う書籍を手に取って見たいと思います。
読書週間をつけたい方、そこから仕事や自己研鑽に活かしていきたいと思っている方にはオススメの一冊です。