アプリが習慣を変える(Kindleからの読書週間)
皆さんはスマホを起動した時にどんなスマホアプリを起動しますか?
YouTubeなどに動画サイトやFacebookやTwitterなどのSNS、ゲームアプリ、ウェブブラウザ、メーラーなど色々とあるかと思います。
今回はそのアプリと習慣に関するお話です。
アプリが利用者の習慣を左右する
今やスマホはほとんどの世代にとって無くてはならない媒体であり、Webと現実を繋ぐ一番身近なツールになりつつあると感じています。
私もふとした時やちょっと時間がある時には何かのアプリを起動し、時間をつぶすという事がしばしばあります。
これまでこういった時には、何も考えず反射的にウェブブラウザを立ち上げ、価値を生まない惰性でのネットサーフィンや、YouTubeを見ていたりしました。
もちろん自分から何らかの意志を持って情報を調べたりするために起動する場合は意味のある時間になるかと思いますが、何も考えずただ流されるままにサイト側が提案する情報を見るというのでは価値を生みませんし、時間の無駄使いだなぁと常々思っていました。
試しに私が「ちょっとした時間」にスマホを見ている時間をざっくりと算出してみました。(通勤時間中の30%は移動中に見ることができるであろう可能性を示しています。)
- 通勤途中の閲覧 120分 × 30% = 36分
- お手洗い中の閲覧 5回 × 5分 = 25 分
- 待ち時間中の閲覧 3分 × 5回 = 15分
上記の時間を合計するだけでも、1日1時間以上は意味の無い時間を過ごしていた事になります。
(改めて算出してみるととてももったい無い時間の使い方をしていたんだなぁと思います。)
これらの行動はある種の癖や中毒に近い行動なのではないかと思っています。
アプリケーションやサービスの誘導にのせられて、つい見たいとも思わない情報やサービスを利用してしまう行為は、サービス提供側からすれば、”してやったり”な行動なのでしょう。
そんな、アプリケーションやサービス提供側の思惑に乗せられないようにすればどうすれば良いか考え出した私の答えは、
「一番始めに起動したくなるアプリを変える。」
という事でした。
KindleとKindle Unlimitedから始まる読書週間
私は兼ねてから読書量を増やしたいと思い昨年から取り組んできましたが、物理的な本を読むだけでは、月に一冊読むことが精一杯でした。
そこで、2020年の1月に読書量をもっと増やすべく、電子書籍アプリのKindleをインストールし、更にはKindle Unlimitedに申し込みました。
まさにこれが私の習慣を変えてくれた瞬間でした。
Kindleをスマホにインストールし、Kindle Unlimited に申し込んで以降、上記に書いた時間の大半が読書の時間へと変わり、私にとって価値のある時間へと変わりました。
Kindle Unlimitedでは、本屋で平置きされているような旬な書籍は読めませんが、少し古いけど人気の話題になった本などは読む事ができます。さらには、図書館感覚で調べものをいくつかの本を漁って行いたい時にはけっこう有効に機能してくれる事が多いです。
実際に先日あった私の例では、少年野球チームのお父さん方とストレッチが必要だよねという話になり、Kindle Unlimitedでストレッチ本を数冊読み、子供達にも有効になりそうなストレッチを紹介したという経験があります。
そしてもう一点私が感じている利点が、
「読書のアイドル時間の極小化に貢献できる。」
という点です。これは山口周さんという方が書かれた『外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術』からの学びです。
(ちなみにこの本もKindle Unlimited から読みました。)
私の例では、会社のカバンの中にメイン紙の書籍を入れておき、時間の取れる時にはその本を読みます。
一方で、紙の本を持っていけなかったり、開くまでの時間が取れないという時にはKindleを起動し電子書籍を読むようにしています。
こうして読書のアイドル時間を減らすことで、読書時間を増やすことに成功できました。
Kindle Unlimited では、最大10冊まではダウンロードできますので、自分の興味のある本をいくつかダウンロードしておき、その時の気分で読む本を変えるのが良いかと思います。
ちなみに山口さんは驚きの100冊以上を同時進行で読むそうなのですが、到底私レベルでは行えない冊数のため、まずは上記な感じで私なりの並行読書を行なっています。
最初に起動するアプリを変えてみよう
正直なところ、アプリ一つ入れただけでここまで習慣を変えられるのかと思うくらいに一年前の私とは別人なくらい読書量が増えました。
元々の性格として、本を読むのが大嫌いだったことを考えると、自分を褒めてあげたいくらいです(笑)
振り返りますが、ポイントは、
「最初にスマホで起動するアプリを変える」
という事です。もしお読み頂いた皆さんの中で同じような悩みをお持ちの方は是非お試しください。私の場合はKindleでしたが、みなさんのちょっとした時間を価値ある時間に変えることができるアプリであればKindleに限る必要無有りません。
皆さんにとって有効な手段になるか分かりませんが、一つの経験談としてお読み頂けると幸いです。