10歳になった長男へ

少し前の出来事になりますが、2月1日で長男が10歳になりました。

10年という歳月は、過去を振り返るにも、未来を見据えるにも良いタイミングであるよう気がしています。

今日は少し昔を振り返りつつ、これからの長男の課題と期待を綴らせていただきます。

少年野球を通じた大きな成長

長男が野球を始めたのが1年生の12月頃、当時は同級生の中で野球をやりたいといっていた子供達はほとんどおらず、少し上の学年の子と一緒に野球をやっていた時期でした。

 


長男の所属するチームは、(良い悪いは別として)周りからも厳しいと言われるようなチームです。

 

今だから言えますが、妻も入部させて本当にやりきれるのか当時は悩んでいたほどでした。

始めは友遊ボールの体験練習に参加し、1つ上の仲間たちが入部するタイミングで入部しました。

 

当時私はアメリカに単身赴任しており、日本にはいなかったのですが、妻は、冬空の中で本当に一日練習をやりきれるのか心配をしながら送り出していたそうです。

 

今までできなかった事を一つずつクリアし成長していく。
そんな表現が長男にはピッタリ合う感じがしています。

飛躍の10歳となるように

それから約三年。長男は10歳になり、もうすぐ5年生になります。

そして、当時一緒に野球をやり始めた子供達が最高学年となり、勝負の年に差し掛かっています。

 

一学年下の長男も、少しでも勝利に貢献できるよう、練習を続けています。

まだまだな修正箇所は多分にありますが、技術的な面においては、だいぶチームに必要な戦力になり始めてきました。

 


ですが、父としてコーチとして、もう一歩飛躍してほしいと思っている点があります。

 

それは、技術面というよりは、精神面での課題です。

 

具体的にお話しすると、

練習における準備や一つ一つのプレーが受動的であり、自分から物事を考えて行動したり、意見をするという事がとても未熟です。

 

長男の傾向として、100%答えが合っていないと言葉に発したくないというような感じが強く、プレーに対しての理由や考えを聞いても無言になってしまう事がしばしばあります。

 


この課題に対する私なりのアドバイスとして、

 

「始めのうちは間違えても良いからどんどん自分の考えをチームの中に伝えなさい。そして、監督・コーチともっともっと対話をしなさい。」

 

という事を何回か伝えています。

 


本人も頭の中で分かってはいるものの、後一歩の勇気が出ないようで苦しんでいるようです。

私の中では、この殻を破る事ができれば、人間としても、野球選手としても確実に成長できると確信しています。

 

最高学年になる前の早い段階で、この殻を破ってくれる事を期待しています。

その成長した姿を可能な限り側で見れるよう、これからまだしばらくの間は、そばで見させてもらう予定です。

 

10歳の誕生日おめでとう。

もうすぐ来る五年生の一年間が、更なる飛躍の年になりますように。