少年野球 バット選びの難しさ

少年野球をやっているお子さんにとって、マイバットを持つということは、もはや当たり前の時代になってきています。

私も小学校四年生と一年生の子供が少年野球をやっていますので、二人とも自分のバットを持っています。

 

今回は、いざ子供達のためのバットを買うにあたり、私が経験した失敗談を書かせて頂こうと思います。

バット選びの基礎的な情報については、他のサイトの皆様が書かれていますので、そういった情報を調べたい方は、別のサイトをご参照ください。

90gの違いでも打てなくなる

私の長男は現在小学四年生ですが、一年生の冬から野球を始めたため、最初に低学年生向けのかなり軽いバットを購入しました。

そのバットは比較的相性が良く、バットも振り抜けていましたし、ヒットもそれなりに打てていました。

 

その後、四年生になるにあたり、新しいバットを購入を考えている最中に、チームメイトのお父さんから、カーボン製、420g、74cmのバットをお借りし、試合で打っていたのですが、それなりに振り抜けており、試合でもヒットを打てていました。

 

その後、長男ようにと新しいバットを買ったのですが、バットを切り替えてからめっきりヒットが打てなくなってしまいました。

 

バットの長さは超超ジュラルミン製の76cm、510g、ミドルバランスのバット(正確にはこちらのバットです。)で、平均的な四年生が使う指標から見たら、むしろ軽めなくらいのバットです。

たった90gの差ですが、この90gの違いでスイングスピードが格段に落ちてしまい、相手投手の球に振り遅れてしまうことが多くなってしまいました。

 

この話を飲み会の席で、以前のバットをお借りしているお父さんと議論し、やはり長男が打てないのはバットが重すぎるからだという結論に至っています。

そのため、次回の大会では、もう一度420gのバットで挑むつもりでいます。
(可能であればバットを切り替えた後の結果があれば良かったのですが、試合前のため、別途結果は更新させて頂きます。)

今回の件をもう少し考察すると、以下が原因だったのではないかと考えています。

(若干、今回のバット合わなかった問題に対する私なりの腑に落とさせ理論にもなっています(笑))

早生まれであった考慮が足りていなかった

これはあくまで私の勝手な推察ですが、世の中の指標は、

「四年生であれば四年生になったばかり(12ヶ月×10年=120ヶ月目)」

を指すのではなく、

「四年生になってから数ヶ月(きっと半年程度)経った後(12ヶ月×10年+6=126ヶ月目)」

程度の子供達を表しているのだと予想しています。
(あくまで私の推察であり、根拠はありません。)

長男は2月1日生まれで体型的には平均なので、四年生の5月頭(1日と仮定)に新しいバットを買ったことを考慮しつつ、4月1日生まれの子と比べると、以下のような比較になります。

 

  • 4月生まれの場合

    12ヶ月×10年+1ヶ月=121ヶ月目で購入
    (126ヶ月目で550gが推奨なら、510gは購入時が適正くらいのタイミングと思われる)

  • 2月生まれの場合

    12ヶ月×9年+3ヶ月=111ヶ月目
    (満四年生の月数になっていないので、111ヶ月目の子供だと考えると510gでもけっこう重い)

となり、10ヶ月違います。
さらには私の推測する世の中の指標と比べると実に15ヶ月もずれています。


ですが、私はバット購入時には、

「四年生は大体550gくらいを振るから、510gでも軽いくらいだ」

と誤診し、今回の失態に至ります。

新バットの大会デビューのタイミングが早過ぎた

上述した適正な重さのバットの話はありますが、基本どのご家庭でも一度バットを買ったら当面購入することがないため、最低1、2年間は使い続けることが普通です。

つまりは、将来を重いバットを買ったとしても、大会で使わなければ良いわけで、そのタイミングの見極めが私には出来ていませんでした。

練習試合でのスイング状況や、打撃結果を見て今のバットが合っていないことを気づいてあげていれば問題にはならなかったと思うと反省しています。

あくまで購入した重いバットは練習用にしておき、試合では今までのバットを使うというのが良かったと今の私の考えです。

バット購入のタイミングが悪かった

今更感満載ですが、5月頃の購入も良くなかったのかなぁと思っています。


もしその年の大会がおわる秋頃に購入していれば、次の大会までに約半年の猶予期間があります。

重めのバットを購入したのであれば、子供の身体的な成長を待つ必要があるため、それを考慮して秋頃に買っておけばよかったと思っています。

 

子供によって合うバットは異なる

今回の『バット合わなかった問題』について長々と書き綴ってきましたが、最終的な結論としては、

 

「子供に体型・成長によってその時の合うバットは異なる」

 

ということです。つまりは、

弘法筆を選びませんが、子供はバットを選ぶと私は考えています。


プロ野球選手や、かなりレベルの高いアマチュア選手であれば、どんなバットでも結果を出せるのかもしれませんが、まだまだ成長段階である子供にとっては、大人が適正なバットを選んであげることが、重要だということをお伝えしたい次第です。

 

新しいバットに変えて、

  • 明らかにスイングスピードが遅くなった
  • スイングが波うっている
  • 打球の飛距離が無い
  • ポップフライが妙に多い

など異変を感じた場合は、試合では軽めバットでバッターボックスに立つ事をオススメしたいです。

 

今回の反省を踏まえて

最後に、以下は今回の教訓から学んだ事ですので、宜しければバット選定基準の一つとして、参考にして頂ければ幸いです。

  • 世の中の基準から比較するなら、学年より生誕月数で考える
  • 重さよりスイングスピードを大切にする
  • 将来を見越してバットを買うなら、大会がひと段落する秋頃にする

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

あくまで今回の記事は私の個人的な意見と感覚から書かせていただいている所が多いです。

 

そのため、

「いや、そうではない。」

「こういう考え方もある。」

といった御意見もあるかと思います。

 

あくまで一個人の考えとして捉えて頂き、バット購入に向けた参考に使って頂ければ幸いです。

多少なりとも私の経験が、皆さまのお役に立てば幸いです。